大都会おかやまMAGAZINE

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コタニさんと「ビッグイッシュー」を読む2020 〜3月3日〜

コタニさんと「ビッグイッシュー」を読む2020 〜3月3日〜

今回の特集は「10年目のふくしま」

2011年3月11日。10年目がやってくる。
読書会に参加されたのは、7人。
誰の口からも、解決されていない課題と苦しみにため息を漏らす読書会となりました。

常磐線がつながる

3月14日、常磐線が全線開通になる。
とても喜ばしいように思えるが、そうではない。
開通してはならない場所を開通すると言っても過言ではない。

「夜ノ森駅」「大野駅」「双葉駅」は、帰還困難区域にある。
ではなんのために??

東京2020オリンピック・パラリンピック

避難指示が出された12市町村にも聖火リレーがやってくる。
復興という名の元に、オリンピック・パラリンピックで機運を高めよう!は理解できるが、
根本的な解決がされていない。それを見せかけだけの終焉は、腑に落ちない。

福島第一原発・放射線のその後

東日本大震災の難しさは、地震による津波と福島第一原発の事故のダブルであるという点。
津波によって命、家族、家、故郷、生活、多くの失ったものがある。

10年経っても何も変わっていない福島。変わっていないどころか問題は拡大しているようにも思える。
ここで生まれてくるのは、政府への不信感。「嘘の上塗り」をしているようにしか思えない。
「ずっとずっと先の未来のこと、私には関係ありません」と言っているかのようだ。

未来の科学者に任せた

日本で稼働中の原発は7基あるそうだ。
「大都会おかやま」には原発はないが、愛媛に伊方原発がある。
愛媛のことではない。大都会おかやま人もよくよく考え意見する必要があるのではないだろうか。


なぜ放射線という扱い切れない怪物を使い始めたのか。
治す薬がない。温度が高くなりすぎる。破壊力が大きすぎる。

つまり、人間には制御ができない。
もう一度、同じ質問。「人間が制御できないものをなぜ使い始めたのか」

ある一つの答えは、「未来の科学者がなんとかするであろう」
未来の科学者は現代の科学者ということになるのだろう。

でも、なんとか出来ていない。出来ていないなら、次の手を考えなきゃ。
「じゃぁ、やめよう。前向きな撤退をするべきではないのだろうか」

もちろん、原発がなくなるということは、今まで通りの生活ではなくなるかもしれない。
「どれくらい何を捨てるかの決断をそろそろみんなしなくちゃいけない」

「やまゆり園」19人殺害事件の植松被告と面会


雨宮処凛さんが植松被告と面会してきた話を読んだ。
被告と被害者、園のこともあるが、こんな事件が二度と起こらないことが1番大切。
「植松被告を死刑にしていいのか」
人の命を人が奪う死刑。もう少し議論する時間が欲しかった・・・。null

今週のコタニさん

この季節になると東日本大震災の話題がビッグイッシューにも特集される。
皆さんはどれくらい震災のことを思い返すのだろうか。
そして、前向きに頑張っていらっしゃる人の記事しか出てこない。
本当に困っていること、本当のことをもっと知りたいと感じた。

「ビッグイシュー」を知らない人に

ビッグイシューは、ホームレスの人に仕事を作り、自立の応援をしている。
コタニさんは、2013年春ごろから岡山・表町商店街の天満屋前にある
アリスの広場周辺で、ビッグイシューをほぼ毎日販売している。
岡山では唯一の販売者さん。(ツイッターもやっているのでよろしく)
雑誌は毎月1日と15日、2度発行される。

「ビッグイシュー」の仕組み

コタニさんは、同紙を1冊170円で仕入れをする。
仕入れた雑誌を350円で販売すると、1冊180円の利益をあげることができる。

「ビッグイシュー」はロンドンで始まった

1991年英国ロンドンで、ビッグイシューは始まった。
販売者は、現在ホームレスか、あるいは自分の住まいを持たない人々。
コタニさんは現在、ホームレスではない。
住まいを得ることは単にホームレスの状態から抜け出す第一歩に過ぎない。
そのため、住まいを得たホームレスの人でも、必要な場合にはビッグイシューの販売を認めているということだ。

コタニさんの紹介

IT企業に就職し、20年以上SEとして働いていた。
お母さんの介護が必要となり仕事を辞めることになり、
少しずつ経済的に苦しくなる。
助けてくれない親戚や行政に絶望感を感じずにはいられなかったと。
死ぬことを考え、一人さまよう内にホームレスになる。
1年半ほどのホームレス生活を徳島で過ごした後、
支援団体などの力を借りて岡山へ。
ビッグイシューの販売員をしている。現在は、別の仕事もしている。
ツイッターアカウントはこちら。@okymbiktn1

次回は2020年3月19日(木)19時〜の予定

次号(379号)のご紹介
スペシャルインタビュー「ジュード・ロウ」
「A.I.」や「シャーロック・ホームズ」などで知られるロウが、ドラマ「The New Pope」でローマ教皇役を演じた。25年の俳優キャリアを経てたどり着いた自分について語る。
特集「移民社会を生きるヒント」
改訂入管法の思考から約1年。すでに「移民社会」となった日本に必要なヒントを考えたい。
(ビッグイシュー次回予告より引用)

場所は、JR北長瀬駅降りて2分にあるブランチ岡山北長瀬内、
ハッシュタグ(岡山市北区北長瀬表町2-17-80)で開催しております。
どなたでも参加して頂けます。
参加費はありません。ビッグイシュー(350円)をお買い求めください。
※4月から450円になります。

これまでのバックナンバーは、ハッシュタグにも在庫があります。
もちろん、表町でコタニさんからも購入できます。