大都会おかやまMAGAZINE

教えて!コタニさんのビッグイシューvol.1〜ホームってなに?〜

教えて!コタニさんのビッグイシューvol.1〜ホームってなに?〜

2018年9月1日342号は創刊15周年記念号

「ビッグイシュー」って、知ってる?

岡山ではあまり見かけない雑誌。

書店では販売していない雑誌。

岡山では、コタニさんしか売ってない。

コタニさんからだけ買える雑誌。

この雑誌のこと、コタニさんにインタビューさせて頂くことにしました。

 

そもそもビッグイシューって?

ビッグイシューは、ホームレスの人に仕事を作り、自立の応援をしている。

コタニさんは、2013年春ごろから岡山・表町商店街の天満屋前にある

アリスの広場周辺で、ビッグイシューをほぼ毎日販売している。

岡山では唯一の販売者さん。(ツイッターもやっているのでよろしく)

雑誌は毎月1日と15日、2度発行される。

ビッグイシューの仕組み

コタニさんは、同紙を1冊170円で仕入れをする。

仕入れた雑誌を350円で販売すると、1冊180円の利益をあげることができる。

 

ビッグイシューはロンドンで始まった

1991年英国ロンドンで、ビッグイシューは始まった。

販売者は、現在ホームレスか、あるいは自分の住まいを持たない人々。

コタニさんは現在、ホームレスではない。

住まいを得ることは単にホームレスの状態から抜け出す第一歩に過ぎない。

そのため、住まいを得たホームレスの人でも、必要な場合にはビッグイシューの販売を認めているということだ。

コタニさんの紹介

IT企業に就職し、20年以上SEとして働いていた。

お母さんの介護が必要となり仕事を辞めることになり、

だんだん経済的に苦しくなる。

助けてくれない親戚や行政に絶望感を感じずにはいられなかったと。

死ぬことを考え、一人さまよう内にホームレスになる。

1年半ほどのホームレス生活を徳島で過ごした後、

支援団体などの力を借りて岡山へ。

ビッグイシューの販売員をしている。現在は、別の仕事も探し中。

ツイッターアカウントはこちら。@okymbiktn1

 

今月は創刊15周年記念号

特集は「ホーム」をめぐる7つの描きおろしショートストーリー

いしいしんじさん、柴崎友香さん、星野智幸さん、長嶋有さん、

津村記久子さん、阿部和重さん、乃南アサさん。

直木賞作家、芥川賞作家など有名作家さんたちの書き下ろし読めるのはお得ですよね。

コタニさんのツイッターに

コタニさんは、出勤簿代わりにツイッターをほぼ毎日投稿している。

そんな中、ツイッターに「いしいしんじ」さんからレスがあった。

(2018/09/03ツイッター返信より引用)

 

「ホームレスのひとが手売りする雑誌「ビッグイシュー」に短編を。昔、ホームレスの先輩方に、いろいろお世話になりました。こっちもお世話した。ホームレスって、家がないでも、家族がないでもない。そういったものらから、苛烈なほど自由、ってことだと思う。シュガーレス、ホームレス。」

 

作家さんが直接連絡くれるって嬉しいですよね〜とコタニさん。

コタニさんの「ホーム」って?

「作家さんたちのホームは、満たされているからこそ感じれる心のホームのこと。

ホームレスだった時、その日の食べ物のこと、雨風をしのげる場所を探すことが1番だった。

市役所に行ってテレビの天気予報を確認する。

頭の中にある雨を避けられる場所へ行ってみる。

場所取りは基本的には早い者勝ち。

誰かがいれば他の場所へ行くしかない。

心の余裕はなく、ハウスレスには当たり前にホームはなかった」

「私も今は、民間の賃貸住宅に住んでいる。ハウスレスではなくなった。

でもホーム、心の余裕はない。本当に安心して暮らせる、安らげる場所ではない。

それは自分の心の中からやってくるものもある。

新しい仕事にもチャレンジしようと面接を受けることがある。

連絡をしても返事すらしてくれないこともある。

面接に何度か落とされてしまうと自分にバツを付けられたようで後ろ向きになってしまうこともある」

あなたの「ホーム」ってどんなもの?

「ホーム」をテーマにした今回のビッグイシュー。

ハウスレスではない人たちにあなたのホームとはどんなものなのか考える機会にしてもらえればいいのではないでしょうか。

フレンドリーなコタニさん

今回のマイオピニオンのコーナーに奈良県の方が投稿した

「真備町でのボランティア活動」が掲載された。

真備町まで来ていたなら、「少し寄ってもらえればいいのにな〜と

思えるくらい読者の方は全国知り合いのような気分です。

今のコタニさんは

ビッグイシューの販売数はそれほど多くない。生活を安定させるため、夜の時間に働ける場所を現在探している。

 

次号は9月15日発売。