大都会おかやまMAGAZINE

ハラケン授業

ハラケン先生!授業3時間目「岡山に来たことを後悔すればよい」ってなんだったの?

2020年4月24日 岡山県知事の発言

岡山県知事の伊原木隆太さんが、「岡山に来たことを後悔するようになればいい」と発言したことが多くのメディアに取り上げられ問題となった。 瀬戸パーキングエリアで、他府県から来た人に検温を行うと発表した。 28日、岡山県庁に寄せられた「職員に危害を加える」などの脅迫電話が相次ぎ、29日に予定してた検温を中止することに決めた。 「岡山に来たことを後悔するようになればいい」の発言を多くの人に不快な思いをさせたことをお詫びする」と話した。 この一連の流れ、何がポイントだったの?
ハラケン先生に聞いてみた。

発言の意図は??

新型コロナウイルス感染拡大をどうしても防止したい。
ゴールデンウィーク中に、岡山の近県、感染者数の多い地域からの流入を止めたい。
という思いが強かったことだと思います。

「岡山に来たことを後悔するようになればいい」

この言い回しで良かったのでしょうか?
「来て後悔しないように!県を超えてくるのやめておきましょう」
「ゴールデンウィークももう少し頑張って、家にいましょう」
という前向きな表現ができていれば良かったのでは?

岡山県知事が考えた「どうやって観光客を抑えるか!」

併せて発表したのは、”4月29日に「瀬戸パーキングエリア」で検温します”
おそらくこのことをメディア(テレビ)も取材をするはず。
そうすると、県外から来ているあなたの顔が全国放送のテレビに出ます。
ステイホームと自粛ムードの中、県を超えて岡山に来たあなたは、テレビに映ったことで後悔しますよ!!
というメッセージだった。

検温の意味って何?

他県でも検温を予定している場所がありました。
山形県
駅・空港・サービスエリアなど7カ所で検温を実施予定。
徳島県
徳島空港に到着する全乗客に対して検温を実施予定。
つまり、検温する場所や人数を増やすことによって、実際に体調の悪い人、感染の可能性がある人を探し、
一刻も早く病院に行ってもらうことが目的。

岡山県
検温の実施は、瀬戸パーキングエリア1カ所のみ。
つまり、実際に体調の悪い人を見つけることを目的としてない。
検温しているところをメディア(テレビ)が報道するので、来ない方が良いよ!
「だったら岡山県に行くのはやめておこう!」という狙いだったようですね。

起ってしまった脅迫のような電話

この県知事の発言の後、「検温の邪魔をしてやる!」「職員に危害を加える!」
といった脅迫に近いような電話が50件近くあったようです。

県知事がとった中止の決断

脅迫のような電話があったことで、県知事はパーキングエリアでの検温を中止しました。
確かに、職員の身の安全を考えることは重要です。
しかしながら、
岡山県民を守るために考えたパーキングエリアの検温をやめてしまう決断は良かったのでしょうか?
どんな政策でも賛否両論あることでしょう。
その中で県知事は決断をしなきゃいけない。
それを白紙に戻してしまうのは、どうなんでしょうか?
しかも、このことで脅迫にようなメッセージで政策を変えてしまうという前例を作ってしまいました。

リーダーのメッセージには、今後も注目を!

こういった状況の中、リーダーが前に出てこないというのは問題ですよね。
岡山県知事は前にどんどん出て来て、発言をメッセージを発信しています。
今回の発言だけをメディアに抜き取られ、賛否はあったと思います。
しかしながら、
岡山県知事だけじゃなく、市長、町長、村長。
どんなリーダーであっても、こういう時だからこそ、どんなメッセージを発信するのか
とても注目すべきだと思います。